
近年の絵筆は職人の技術力や原料の低下等により、品質低下の傾向にあったなかで、繊細でハイレベルなアニメーションの背景画を描くアニメ業界では、それに対応できる筆を求めていました。
そこで、これまで日本画筆で培った伝統技術を応用し、スタジオジブリからの依頼に基づき開発を始めました。試行錯誤の上、一本の筆で細かい線から広い面まで描けるオールマイティな筆を開発することに成功しました。

十数種類の毛の配合割合と穂先の形にノウハウがあり、アニメ筆として重要な要素となる穂先のまとまり、適当な弾力、色含みの良さ、しなやかな描き心地を実現するとともに、筆の寿命を延ばした点も評価されました。
日本だけでなく、海外のアニメ業界からも注目を集めることとなりました。